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エピソード



<高校受験の失敗から学ぶ>

 
 中学受験の経験もなく、小学生から中学2年生まで学校生活を
楽しみながら、すごしてきた中学3年生が、はじめての高校受験
を経験します。ここでは3人の中学生に登場してもらいましょう。


 まず一人目は3人兄弟の末っ子の吉信君です。上のお姉さんと
お兄さんは中学・高校とも成績優秀で、県内トップの進学高校に
余裕をもち進学しています。


 本人も同じ高校に進学したいようです。成績は主要5教科以外
の4教科は優秀なものの、主要5教科は1ランク下がります。


 次の人は2人兄弟の長男の正平君です。主要5教科の成績は、
吉信君とあまりかわりません。それ以外の4教科は吉信君より
1ランク下がります。

 
 本人は県内トップのA進学校をめざしていません。彼は今の
自分にあった次のランクのB進学校(群制度のとき、A進学校と
郡を組んでいた高校)をめざしています


 そしてもう1人、最後は2人兄弟の長男の祐介君です。主要
5教科の成績は他の2人と変わりません。ところがあとの4教科
の中の体育の成績が極端に悪いのです。彼がめざすのはB進学校
です。


 今回登場してもらったこの3人は、小学生・中学生と同じ学校
で家も近く、仲良しです。3人ともクラブ活動も夏休みまで
しっかりやり、それ以降は受験勉強に専念してきました。


 そしてまずむかえた私立高校の受験。彼ら3人は同じ高校を
受験しました。全員が無事、私立高校の特別進学コースに合格です。
それで次は第一志望校の公立高校の決定をしなければなりません。


 まず3人兄弟の末っ子の吉信君、お兄さんやお姉さんと同じ
A進学校を希望しています。しかし学力に余裕があるわけでは
ありません。1ランク下げるかどうかかなり迷って、結局は県内
トップのA進学校にチャレンジです。


 次の正平君は前から自分のレベルにあったB進学校を選んで
います。この選択は内申書から判断しても、妥当なところだと
思われます。


 ここで問題なのは最後の祐介君です。彼の実力はB進学校レベル
には達しているものの、内申点がそのレベルには達していません。
(この子たちの受験当時は、まだ成績評価が相対評価であったとき
です。)


 A進学校であれば内申書より実力のほうが重視されるのですが、
B進学校では内申書の評価も重要視されるのです。


 祐介君の場合、A進学校の受験には余裕がないものの、かといって
C高校に入学するよりは、私立高校の特進科に進むほうが、大学受験
には有利なのです。


 3人はいろいろ考えた末、結局、吉信君はA進学校、正平君と祐介君
はB進学校を受験する事になりました。そして県立高校の合格発表の
日がやってくることになります。


 その結果は吉信君はA進学校に正平君はB進学校に合格です。
しかし祐介君はB進学校に不合格になってしまいます。やはり内申書が
影響したようです。それでも私立の進学校へ進むことが決まっている
ので、まずまずの結果はでています。


 その後、この3人は高校生活を別々にすごすことになりました。
そしてその3年後、再び大学受験がやってくることになります。


 3人とも第一志望大学は国公立大学です。A進学校の吉信君の
第一志望は首都圏の国立大学(幼児教育学部)です。B進学校の
正平君と私立高校の祐介君は地元の国立大学(工学部)をめざして
います。


 高校受験から3年たつとかなり様子が変わってきます。大学受験
直前の実力では、高校受験に失敗した私立高校の祐介君が、3人の
中で一番成績がよくなっているのです。次はB進学校の正平君そして
最後が、A進学校に進んだ吉信君になってしまっています。


 そしてその時の3人の実力が実際の大学受験でも、そのまま
あらわれることになります。高校受験に失敗したあの祐介君だけが、
地元の国立大学に現役合格したのです。B進学校の正平君は国立大学
には惜しくもおよびませんでした。そして彼は名古屋の私立大学に
合格し、進学を決めています。

 ところが一番ランクの高かったA進学校の吉信君だけが、現役合格
を果たせなかったのです。そして一年後に再度、国公立大学をチャレンジ
したものの、そのときもうまくいかず、結局、東京の私立大学に、
1年おくれで入学が決まっています。


 私はこの3人から多くの学ぶべきことがあるように思います。この
3人の中で、高校受験に失敗したのは祐介君です。しかし大学受験
では自分の志望する大学に、みごと現役合格を決めています。これは
祐介君が高校受験の失敗を、十分いかせたからなのでしょう。


 それに対して高校受験でうまくいった吉信君と正平君は、それだけで
満足してしまっっていたところが見られます。A進学校に進んだ吉信君
は高校に合格したことに満足してしまっていて、次の目標が、なかなか
設定されていなかったのです。2人は志望する高校に合格したことに、
安心してしまっていたといえるでしょう。



 もちろん志望する高校に進学して、そこから自分の志望大学にすんなり
現役合格していく人たちはたくさんいます。しかしこの3人のように高校
受験には失敗したが、大学受験では成功する例や、逆に高校受験で成功
しても、大学受験で失敗する例もあるのです。


 このことは成功から学ぶことより、失敗から学ぶことのほうが多いこと
をしめしています。失敗から多くを学び、そこから次に成功体験ができる
ように、みな自分をコントロールしていっているのです。


 今度は大学受験に失敗した吉信君が、この失敗の経験を生かして、
幼児教育の分野で、この経験を生かしてくれるでしょう。正平君は
これから先、まだ大学院に進むことを考えているようです。みな
それぞれ失敗から何かを学び、そこから再度スタートし、その後、
成功体験を重ねていくことになるのでしょう。



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