ワォ〜国際交流!?
の巻
子供の習い事というのは、
(学習塾をはじめ、そろばん、スイミング、ピアノ、絵画教室、武道系、スポーツ系などなど)
たくさんありますが
うちの子供は自慢じゃありませんが、ほとんど通ってないんですよね〜
通ってるのは、ただ1つ!
それは、「英会話」!!!
といっても、なーんか「英会話」に通ってる、通わせているっていう感覚がないんですよね〜。
なぜ?って
それは、何やってるか???だから・・・。
自前の教材は無し!持ち物も無し!そう、行くときは、手・ぶ・ら!
たまに、トランプやジェンガ(木を積んで、1本ずつこかさないように抜いていくゲーム)
を持っていく程度。
というのも、よくTVでやってるような駅前やE○○みたいな所じゃなくて
個人経営の塾で、その中の英会話コース。
もちろん、先生はチャキチャキ生粋の外国人(カナダ人)!
在日○年、日本にある程度慣れた人ではなく
日本にやってきたばかりの人!
日本語全然わっかんなーーーーい!人!・・・。
だから・・・チャキチャキ生粋のカナダ人♪
そんな日本語わっかんなーーーい先生と英語全然わっかんなーーーーーーい息子!
何やってんだか!?
ホントなら、「月謝払っとるんやでしっかり覚えな!」と言いたいところだけど
学校の勉強ですらヒーヒー言うとる息子に
「これ以上何を望むのか!」と自分に言い聞かせ
国際交流!国際交流!と思っている私です。
と長くなりましたがここまでは前書きなんですぅ〜。
本当に今回書きたいのは、ここから先!
そんな訳で、私も1週間に1度、レッスンへの送り迎えで先生と顔を合わせます。
顔を合わせておきながら何にも言わないのも失礼かと思う・・・けどけど
「何て言うたらええんさぁ〜」
と言う事で、
「Hello!」 (こんにちわ!)
「Thank you!」 (ありがとう!)
「Good by!」 (さようなら!)
の3つだけをひきつり笑いで言うようにしています。
が!この夏思ってもみないことが起こりました。
あるレッスン日のこと。
郵便局で粗品として風鈴をもらいました。それを、車に積みっぱなしにしておいたら
息子が気づき、一言
「先生にやってもええ?」
「うん、ええよ♪ 風鈴って教えたらなあかんよー」
「うん!わかった」
そうしてレッスンへ。
終了時間に迎えに行くとなーんかいまいちの(-.-)顔!
「先生にやった?」
「うん。」
「何て?」
「サンキューって言うとったけど・・・」
こりゃいかん!先生に分かってもらえんかったんや・・・!
うーーーん、このままじゃーーーよし仕方ない!
と車から降りて教室へ・・・。
* ここから先は、いかに皆さんの想像力が豊かか?が問われます。
「さぁー想像してください!私の姿を!私の表情を!私の格好を!・・・」
「Hello!」 (こんにちわ!)
「He gave you present」 (息子はあなたにプレゼントした)
「U−−−n、thank you」 (んーーーありがとう)
「It’s fuurin」 (それは風鈴です)
「Oh−−−」 (おぉーーー)
と机の上から箱に入った風鈴を持ってきた先生。
<やっぱり!何かわからへんで箱にしもたままや!>
箱から出し始めます。
「This is fuurin」 (これは、風鈴です)
「Near the window・・・tiriri−−n、triri−−n」
(窓の近く・・・チリリーーン、チリリーーーン)
<この間、私は、窓を指差し、両手を左右に動かして風の真似をして
チリリーーーン、チリリーーーンと言ってます>
「Ohhh!window chime!ok ok!」 (おぉーー!窓の鐘!わかったわかった!)
彼女は嬉しそうに窓に近づき風鈴を持ち上げ眺めてます。
「Put out paper!」 (紙を出して!)
彼女に、鈴の中に入っている短冊を出すように言いました。
出てきた短冊には“涼”と書かれていました。
「Ohhh−kanji!kanji!」
<どうやら彼女は、漢字がとってもお好きな様子>
「This kanji is ryou」 (この漢字は、涼です)
「Mean cool!」 (涼しさを意味する!)
<と言いながら、両手を胸の前で縮めて寒そうに振ってます>
「Ok!Ok!」(わかった!わかった!)
<なんかすごく喜んでる!>
「Fuurin is Japanese traditional summer goods!」
(風鈴は、日本の伝統的な夏の品です!)
「Yes!Yes!」 (はいはい)
「Japanese people feel cool!tiriri−−−n tiriri−−−n」
(日本の人達は、チリリーーーン、チリリーーーンで涼しさを感じます!)
<この間、チリリーーーンと言いながら手を耳元で左右に動かし、
次に両手を胸の所で手を縮めて寒さを表現>
「Thank you!Thank you!」 (ありがとう!ありがとう!)
<やっと分かってくれたか・・・これが何なんか…よかった!よかった!>
「Good by・・・」 (さよなら)
ホッ!
この間約5分弱・・・私的にはひじょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに長く感じた!
ありったけの単語に、身振り手振り・・・これでもかと言うぐらい・・・。
言いたい事によって(まともな会話ができないので)は、顔の表情も変えて、声のトーンも変えて・・・。
「あぁ〜何やったんやろ!This is a penに始まってMy name is・・・・・
あたしの中学、高校に習った英語なんてもう、まっしろ!
現在、過去、未来、完了形に進行形、命令形に・・・
今回の会話の中でどれほど文法が役立ったんだろう?
読んでもらって分かると思いますが、文法なんてまるで無視!
ただただ、自分の言いたい事を身振り手振りで
知ってる限りのそれらしい?意味の単語を並べた!
実際の英会話では?というより英語をよく知ってる方が見たら
「何なの?」と思うかもしれませんね(^O^)
でも、通じたみたい!
というのも、次のレッスンに行くと窓辺に風鈴が吊るしてありました。
「気に入ってくれたから、意味が分かってくれたから、吊るしてくれたんだぁ!」
と一人自己満足の私でした。
よかった!よかった!