DASACON6(本の買出し)に行った記


初めてDASACONに行ってきました。せっかく東京に出るのだから、前日に出発して戦史の調査と本の買出しに行ったので、DASACON6の記録は下の方にあります。

防衛研究所の資料閲覧室篇

朝早く出て防衛研究所の資料閲覧室に行きました。
水戦隊の記録も調べたかったのですが、それ以上に一般の書籍での情報が少ない251空の昼戦隊の行動調書を閲覧しました。
結局S18年8月の昼戦隊の行動を書き移しただけで、閲覧室の閉室時間になりました。
時間があればもっと見たかったよ、美味しそうな資料がいろいろ置いてあった。
関東在住の方が羨ましい。
20年の間知りたいと思っていた事を知ることができました。
本音を言えばこれがメインイベントであとはおまけということになります。

高田の馬場の古書店街篇

その後、原宿のBOOKOFFに行きました、しかしこの街は私には全く関係の無い街ですね。
服とアクセサリしか売ってないじゃないか。
中井紀夫の『タルカス伝』の4巻を購入。
続いて高田の馬場に行く。
不味い蕎麦を食べた後で、凄い古書店を発見。
こんなにハヤカワの青背が並んでいるのを見たことがないよ。
値段も目録落ちが1000円といったところが相場で、それなりに高いんだけど。
なんだ、苦労しなくてもここに来たら、労せずして入手できるじゃないか。
全く見かけない『酸素男爵』もあった、1200円だったので買わなかったけれど。
リーズナブルな価格で青背を置いてある店もあった。
一番高いのが『聖堂都市サーク』の500円でだいたい200円〜300円で買える。
SFマガジンを無造作に置いてある店もあった。
SFマガジンが置いてあるなんて!。
銀背の『ニューワールズベスト』がたったの450円で転がっていた店もあった。ダブリだけど買う。
マッスンのアレが掲載されているから。
そんなこんなでもう買えんと思いはじめたころ、高松宮日記全巻揃いを9000円で発見。
掘り出し物とは言えない価格だけど、私はこれが欲しいので、店主の方に交渉する。「ダンボール箱がありましたらいただけませんでしょうか」そしたら、送ってくれるとのことなので遠慮せず頼んだ。
重量リセットで再起動だ。
高田の馬場のBOOKOFFで何冊か買う。
中井紀夫の『タルカス伝』の5巻があった、全然見かけないこのシリーズがいともあっさりと揃ってしまうなんて!。
水道橋のホテル(カプセルだが)で寝る。
少し外出した際に戻れずに一時間以上迷った。
地名を見ても水道橋がどちらの方角にあるのかわかんねーから。
神保町ってここどこよ?、飯田橋ってここ何処?。どうやって戻ればいいの?

神田の古書店街篇

翌日丸沼書店の開店時間に合わせて9時前に出発するも開店している店はほとんどなく、手持ち無沙汰となる。
仕方ないので、書泉ブックマートの開店時間まで喫茶店に避難する。
その書泉ブックマートは若い子専用書店といった感があり、行っても仕方なかったが。
同じような名前の書泉グランデの方は凄かった。
こんなマニアックな本屋だとわ!!。 同人誌まで置いてある。
名古屋に持って帰りたい
大散財してカバンが重たくなった。
途中でちょっとだけ買いながら大本命の文華堂書店に辿りついた。
品揃えは凄いだろうけど、高くて買えねえだろうと思いつつ。
いやー、さすがに凄い品揃えだったヨ。
安いところを見繕って買い。お店のおばちゃんに聞く。
「ダンボール箱ありませんか?」
ここでも店の方で送ってくれるというのでたのみました。
また軽くなったよ。
しかし軽くなったのも束の間。次の店で戦史叢書を発見。
5冊と『高射戦史』他1冊を購入。
ここでもダンボール箱がないかと聞くがあっさり無いと断られる。
4万7千円も買ったのにひどいや。(くれると思いこむオマエが悪いんだよ)
いや、それよりも、軽くなったサイフに呆然とする。
16万円程あったのがなぜ3万円しかないの?(泣)。
全部使う予定じゃなくて、予備に持って来ただけなのに。
帰りのキップを買っておいてよかった。
時間は12時半ぐらいで未だプレDASACONまで時間がある、どうする?。
仕方ないので明日の予定の候補であった。靖国神社に行って時間を潰すことにして、歩き始める。
それにしても、荷物が重ーい。
まず、参拝して、戦没者の方にお祈りをする。
この時ばかりは、時間潰しとかそんな考えは関係なく真剣だった。
それから、博物館(名前忘れた)に入ってベンチに座って休息する。
荷物が重いよー(泣)。
出口近くには”彗星”があった。”回天”もあった、狭そう。
四一式山砲もあった。基本的には分解して馬で運ぶ建前だとしても、昔の兵隊さんはどうやって人力で運んだんだ?信じられないよ。後でネットで調べたところ、分解時の一番重い部品は90キロあっるそうです。ひえー
戦没者の方々の写真も沢山飾ってあった。母さんと書いた手鏡箱を見た時には涙ぐんでしまった。

新本を安売りする店に行ってないのに気づいて古書店街に戻る。
『烈風』が置いてあるよ、予知できていれば買わなかったのに。
他の店でSFマガジンを買いつつ、うろうろしていたら、時間ぎりぎりになって、美味しそうな店を発見、急いで何冊か見繕って買う。
結論、SF関係なら、高田の馬場の古書店街の方が美味しいような気がする。

プレDASACON篇

待ち合わせ場所まで移動する。
荷物が重いよー(泣)。
時間ぎりぎりに着いて、全員集まるのを待つ。
荷物が重いよー(泣)。
食事する場所まで移動する。
荷物が重いよー(泣)。
食事しながら、カツキコウジさんをかつきよしひろさんと間違える。
失礼しました。本当にこめんなさい。
DASACON会場に向う。
荷物が重いよー(泣)。

DASACON篇

現場について、ガンダムを見るが、さっぱりストーリーはわかんなかった。
その後MURAJIさんに挨拶に行って(面識もネット上での接点もありませんでしたが彼はミリタリーの人だったので)。
宴会場へ向う、林さんに挨拶だけして、席につく、作家の人へのインタビューを聞きながら、悪いことと知りながら小声でMURAJIさんと軍事な話をしていたら怒られた。
いつの間にか大声になっていたのかもしれません、反省。
いかんよね、真剣な方の邪魔をしたら。(人事じゃなくて自分が悪いんだぞ)
作家の人へのインタビューは、本音で語ってくれているのかなーと思いつつ聞いていたのですが、やはりその作家の作品を読んでおかないといけないですね。
『イラハイ』というファンタジーなら読んだことはあるんですけど、あと奥さんが解体されてゆく短編も。もう一人の方はSFマガジンの短編を一篇読んだことがあるだけ。

その後サイン会があったが、お金が無いのであきらめた。
続いて”ファン交流を考える会を考える”トークを聞く、他の場所から伝わってくる音波にかき乱されて、1割ぐらいは聞き取れなかったのですが、話はわかったのでそのまま聞く、結局結論は出なかったようだ。
その次ぎは”賞について考えるトーク”を聞く。
やはり、他の場所から伝わってくる音波にかき乱されて、1割ぐらいは聞き取れなかったのですが、話はわかったのでそのまま聞く。
星雲賞に関しては売上に影響はあるそうです。

”オークション”は4冊ほど買いました。
夢見る惑星の番外篇が掲載されている号が入手できたのは大きかった。
生きてお目にかかることができようとは。(大げさ)
U-kiさんの作品紹介面白いや、思わず今『ロシュワールド』を読みはじめている。”宇宙人がかわいい”という解説で読み始める僕には問題があると思う。
珍しい本が安値で売れて行くのを指をくわえて眺める。
ちょっと本買いに関して気力が萎えていたのであっさり引き下がったのだが、今思うと、ゼナヘンダースンの『悪魔は僕のペット』とたんぽぽクレーターの続編はもうちょっとがんばれば良かったかなあ。
こじまさんと一歩さんが繰り広げた、短編版サターンデッドヒート掲載のSFマガジン争奪戦には驚いた。冷静になれと言いたくなった。
気持ちはわかるが。
買わせていただくだけでは申し訳ないので、次に参加する時には自分も持っていった方がいいなと思いましたが、今回みたいに本買ったうえに、出品用の本を持っていったら、大変だぞ、どうする。
オークションの他にもディーラーズで3冊買いました。
その後U-kiさんとタカアキラさんが話しているのを脇で聞く、少年サンデー掲載の剣道マンガにラブラブがないと憤慨していました。
この2人の語りは面白いや。
2時間ほど寝て起きてSFの濃い話が聞けそうな場所に行って座ったら、戦隊物の話だった。
移動するのも億劫なのでそのまま話を聞いて、解散しました。
帰りはこじまさんと同行して、新幹線に乗って帰りました。
2時間話続けて寝させなかった悪者は僕です。

今回入手した本たち

『SFマガジン8冊』
『高松宮日記1〜8』 高松宮
『実録太平洋戦争1〜7』
『コマンダー・1』 ピーター・ジョージ
『ニュー・ワールズ傑作選 No.1』
『戦時日ソ交渉小史 1941〜1945年』 油橋重遠
『昭和二十年 第一部 1』 鳥居 民
『ソングマスター』 オースン・スコット・カード
『サムライ零戦隊』 島川正明
『秘めたる空戦』 松本良男、幾瀬勝彬
『あゝ飛燕戦闘隊』 小山進
『望郷の戦記』 蔵増実佳
『不在の惑星』 水見稜
『奇跡の飛行艇』 北出大太
『続・大空のサムライ』 坂井三郎
『ドイツ夜間防空戦』 W・ヨーネン
『スノウ・クラッシュ 上』
『火の山よ目覚めよ,タルカス伝4』中井紀夫
『特別料理 異色作家短編集2』 スタンリイ・エリン
『悠久の大儀』 井口善弥
『大空野郎一代記』 冨永康史
『ニューギニア戦悲劇の究明と検証』田島一夫
『竜の夢その他の夢』 佐藤史生
『バーサーカー皆殺し軍団』 セイバーヘーゲン
『ふたり物語』ル・グイン
『ピポ王子』 ピエール・グリパリ
『時の暗闇 ルネ・バルジャルベル
『戦史叢書87 陸軍航空兵器の開発・生産・補給』
『戦史叢書94 陸軍航空の軍備と運用<3>−大東亜戦争終結まで−
『戦史叢書88 海軍軍備戦備<2>開戦以後
『戦史叢書97 陸軍航空作戦基盤の建設運用
『高射戦史』下志津(高射学校)修親会
『アーネスト・キング』谷光 太郎
『ささやかな叡智』 マイクル・ビショップ
『戦前船舶26号』
『年表世界航空史 1』 横森周信
『年表世界航空史 2』 横森周信
『目撃者が語る太平洋戦争 ミッドウェー海戦から玉砕戦へ』
『目撃者が語る太平洋戦争 日米交渉決裂から開戦まで』
『空の軍神 白相少佐 誉の荒鷲』 
『ホワイトウォー 青い十字の旗の下に』大久保公雄
『日本海軍と太平洋戦争 上、下』工藤美知尋
『巡洋艦川内の最後』 岩村光男
『痛恨の航跡 空母沖鷹よ安らかに眠れ』 阿土拓司
『第二次世界大戦の原因』ピエール・ルヌーバン
『玉砕ビアク島』田村洋三
『アンサンブル会誌』
『ダークブルー』ズディニェク・スヴィエラーク
『海軍製鋼技術物語』 堀川一男
『帝国議会年報』昭和16年版
『1939 ドイツ第三帝国と第二次世界大戦』
『第二次世界大戦と三菱財閥』
『WWIIドイツ戦闘機隊のエース乗機』
『ダンピールの海』土井全二郎
『伊号第366潜水艦奮戦記』 池田勝武
『ゲーリング言行録』金森誠也
『つばさの挽歌』 阿木良三
『歴史的決断』K・R・グリンフィールド編
『日本海軍地中海遠征記』紀脩一郎
『トナカイ月 上』エリザベス・M・トーマス
『ニムロデ狩り』チャールズ・シェフィールド
『戦う翼』 J・ハーシー
『ソウルイーターを追え』マイク・レズニック
『火の山の彼方に,タルカス伝5』中井紀夫
『ジャガー・ハンター』ルーシャス・シェパード
『宇宙の果てのレストラン』ダグラス・アダムス
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