2003年1月4日中部オフの記


1月4日に司書の駄弁者さんの所でOFF会があったので参加させていただきました。
参加者は司書の駄弁者さん、踊るらいぶらりあんさん、加藤隆史さん、こじまさん、好古真之さん、りんごさん、第8天使さん、そしてNALでした。
集合場所で目印にSFマガジンを持って行くと宣言してしまいましたので、仕方なく集合場所で、SFマガジンを持って回りましたが、人でいっぱいの名古屋駅のコンコースでSFマガジンを持って歩くのは恥ずかしかったので、もうやめよう。と思いました。
こじまさんは所用が出来て少し遅れるということで、ツインタワーの展望階に昇る。
いや、何というか、景色の悪い街だなあ。
踊るらいぶらりあんさんと2年半ぶりに挨拶して、今年はDoraさんがいらっしゃらなくて残念だねと話す。
それにしても月日の流れるのは早いものだ。
第8天使さんにどんな本を読んでいらっしゃるのか伺う、いや、あの、実は駄弁者さんの所の「名文句迷文句」は投稿者の名前はあまりチェックしてなかったもので、チェックしとけば判ってて当然なんだけど。
ライトノベル中心に読まれているそうで、去年は都市シリーズが面白かったそうです。
(ベルリン・・・とか都市名がつくやつです)。
こじまさんと合流して熱田神宮に向かう。
ツインタワーを降りる高速エレベーターの中で”軌道エレベーター”という言葉が聞こえてくる、こうじゃないとね。
途中りんごさんと梶尾真治の話をする、梶尾真治さんのファンなのかな?と思っていたので伺ったらそうだった、去年は[まろうどエマノン」というしんみりさせてくれる良い作品を書いてくれたうえに、文庫落ちした『黄泉がえり』も良い作品だった。
りんごさんは『よみがえり』は新聞の掲載時に読まれたそうで、いいなあー、中日新聞なんか『坊っちゃん』、『三四郎』と夏目漱石責めだよ、次に『我輩は猫である』の連載が始まったらどうする?。
熱田神宮に行ってお参りする、終わったら地下鉄で栄のバス乗り場上の池へ行って見物するのだが、お体の具合の良くない踊るらいぶらりあんさんとお別れする、お大事に、ありがとうございました。
こじまさんに『虚空のリング』を読み終わったのか伺うと読み終わってないそうで、バクスターは短編の方か面白いとおっしゃる。
そうか、去年200冊弱読んだ海外SFの中で一番良かった『虚空のリング』もこじまさんには合わなかったか。
バクスターは短編の方が面白いというのは私もそう思うというか、”短編こそ最良のSF”だと私は信じているので当然だ。
『辺境の人々』も連作短編集だし。
モントリオールのハンマーさんとSUGさんがどうしてらっしゃるか話したり、去年SUGさんがおっしゃっていたブロックというミステリ作家の事について好古真之さんに伺うが好古真之さんはブロックはあまりお好きではないようで、結局どうなんだろう、面白いのか?ブロック。
駄弁者さんと名文句がもうすぐ1000点に到達することについて話す。
栄のバス乗り場上の池を見学する代わりに上前津で降りるという手もあるが、と司書の駄弁者さんが言うのに対して、名古屋の古本屋はぺんぺん草一本生えてないからなあ、と言うと、そのぺんぺん草の一部を刈っているのはNALさんだろと言われる。
えーっとですね、私は刈ってません。去年鶴舞、上前津に行ったのは2回だけです。(本当)
栄のバス乗り場上の池を見学した後、ガイエスブルグ書店(マナハウス)の喫茶室で休憩して話す。
ここでは何を話したっけなあ?。
そうだ、文庫落ちしたベアの『ダーウィンの使者』はどうなの?って話が出る。
私は面白いと思う、単行本出版当時あまり良い評価を下さなかった、もりやまさんとか のださんといった専門的な知識がある方々人達には目新しいものがなかったのだろうが、そうでない人にとってはそれなりに面白いだろうという話になる。
休息した後は当然の様にガイエスブルグ書店を襲う。
こじまさんに『テクニカラータイムマシン』と『80年代傑作選』を購入させるのに成功。
SFJapanの在りかを好古真之さんに教えてもらう、加藤さんも買っていらっしゃった。
加藤さんが『ライオンの国のアリス』(ティプトリーのかーちゃんの手記)を持っていたので教えてもらって買う。読むのか?。
その他(というかメインアイテムだが)に『ビルマ航空戦 下』『突撃砲兵 下』を買う。ビルマ航空戦は間違い無く読むだろう、当然だ。
皆がいなくなったので他の階のでも行ったのかと4階を回って1階に行ったら皆が待っていた、聞けば加藤さんが探しに行ったとのこと。
これで時間を食って、名駅地下の三省堂に行く時間が無くなってしまったのだった、何故2件も行く必要があったかといえば、りんごさんが探していたブラッドベリの『塵よりよみがえり』がガイエスブルグ書店では品切れだったのだ、ごめなさい。
夜の部の会場に向かう途中で加藤さんに去年一番面白かったのは何かと伺うと『白鳥異伝』荻原規子著徳間書店刊というファァンタジーだったそうで、ネット上での評判も良いようなので、興味のある方はどうぞ、自分は・・・、高いなあ。
昔は図書館が利用できたんだがなあ。
夜の部は何を話したっけ。
カードファンらしいスタッフが開発したゲームとか。
林譲治のガンダム小説はいかにMSが役に立つか一生懸命説明しようとしているが、説明すればするほどMSが役立たずに見えてくる。とか。話したな。
TVドラマ版アルジャーノンに花束をはハッピーエンドだったそうだが、本当にそうだったのか?とか
皆見てなかったようだ、私は、主人公(名前忘れた)が母親を訪ねてゆく回と最終話の2話を見たのだが、これはこれで認めてやりたい気がする、幸せになユースケ…じゃなくて何て名前だったか?。
これ見て怒る気持ちは良く解るんだけどね、駄作だと私も思うから。
去年の私のベストは新刊ではパングボーンの『デイヴィー』、全てひっくるめればバクスターの『虚空のリング』だったのだが(軍事関係は除く)、その『デイヴィー』は誰も読んでなかった、加藤さんがクロウリーの『エンジンサマー』が好きな人には軒並み好評だったようだと仰る。それにしてもネット上に感想が上がってないなあ、古くて地味という2重苦を抱えた小説なんだが、もうちょっと読まれて欲しい小説なんだがなあ。
未だ読んでないけど去年の新刊中のベストは『プランク・ゼロ』だと確信している。
気にしていたのが、ライトノベルをメインに読んでいる第8天使さんが聞き役に回っている様子があったことなんだけど、解っちゃいたけど、ライトノベルには弱いので、話を振れなかった、ゴメンね。
でもライトノベルばっかと言いながらもそうじゃないSFも読んでらっしゃいますね。
こじまさんの去年のベストは小川一水の『群青神殿』だったようで、いや確かに面白い小説でした。
そのこじまさんが崇拝するキャリンの短編を読まないかと聞くと、掲載されているSFマガジンが読めないと仰る、だから、「短編版サターンデットヒート」を除く2篇の掲載号は早川書房にバックナンバーの在庫は有るんだよう。
『ソラリスの陽のもとに』の再映画化作品は噂によればレムが憤死しそうな内容だそうだとか。
ジーターは案外まともだとか、文庫カバーに載っているジーターの肖像写真は危ないとか。ホーガンの話も出る、当然こじまさんの独壇場となる、司書の駄弁者さんは『断絶への航海』は読んでいらっしゃらなかったんですね。
夫婦げんかばかりしているソウヤーの作品とか。
岐阜にユービックって会社があるとか、スプレー売ってたりして。
19時にりんごさん、22時に第8天使さんがお帰りになってからも、場所を変え延々と23時15分頃まで話し続けたのでした。
しまいには、話すことが無くなったのかガンダムの話をしていたような。
今回好古真之さんとりんごさんには時間と金銭面において大変な犠牲を払って参加していただきました、何か今回はお二人の懐の心配ばかりしておろおろしてしまいましたが、そんな心配はおせっかいというものでしょう。
ただ払った犠牲のぶんのいくらかでも楽しんでいただけたことを祈るのみです。
頂いたお土産、おやつとして美味しくいただかせていただきました。



翌日。
札幌からみえた好古真之さんがtoraboさんとお会いになるというので、案内を買って出るが、無謀というかおせっかいというか、後になって気付いたのですが、好古真之さんが案内を募集していたのはどう考えてもこじまさんを誘っていたわけで、私が案内して何ができるんでしょうか?。
名古屋駅のコンコースでtoraboさんを待っていると、後方よりtoraboさんに声をかけられる、後ろ向きだったが雰囲気で判ったそうで、どんな雰囲気を発していたのでしょうか?私。
ちょっと早いが味噌煮込みうどんを食べながらゲームの話をする、toraboさんは話術が巧みで話を聞いていて飽きさせなかったうえに、話題を微妙に私向けにシフトしてくださっている様で。
後で考えると、脇に回って控えめにしていろよオレと後悔しきりです。
もっと濃い話をしたかったろうにお二方。
食べたら次にアニメショップらしき店に行ったが、いきなり案内されるていたらくで、いかんやろう。
他所の土地の人が知っているほど有名なアニメショップなんですね?。
星野之宣の『宗像教授伝記考 特別版』を買う。
喫茶店に入って又ゲームの話をする、もっと時間が欲しいとか。
HP更新のネタの話とか。
その後上前津に移動してゲームショップへ行く。
toraboさんはちょっとだけ買い物をしていらした。
時間が来たので名古屋駅へ移動してtoraboさんとお別れする。
何度も書きますが濃い話の邪魔をして申し訳なかったです。
好古真之さんは帰りの飛行機の時間まで大分時間があったので暇潰しに書店を回るという好古真之さんにつきまとう。
お互い本を勧め合うのだが悉く失敗する。
昨日本屋行った後ではさすがに買う本はありませんでした。
マキャモンは『少年時代』の次に何を読めばいいか尋ねて短編集の『ブルーワールド』を読みなさいと教えてもらう。
好古真之さんがSFマガジンを初めて買ったのは1994/10月号で1994/9月号を初めて買った私とほぼ同時期だったことも解った、それでどうなるわけでもないが。
好古真之さん、toraboさんどうもありがとうございました。
楽しい休日を過ごさせていただきました。
(もてなし役がこれでいいのか?)

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