翻訳ソフトで短編SFを読んでみた


「私は、した、何々を」
こんな文章でもいいから、翻訳ソフトを使って海外SFを読んでみよう。
そう思ったのです。
スキャナーは持っています、かつて増えすぎた本を減らすため、テキストファイル化しようとした(余りの手間に挫折しました)時に購入していました。
後必要なのはOCRソフトと翻訳ソフトです。
インターネットで調べて良さそうなOCRソフトは「TEXTBridge」が良さそうだと目星をつけた。
翻訳ソフトは飛び抜けて秀でたものはなさそうだ、つまり目についたものをとりあえず買ってしまおうと決めてソフト店に行きました。
ところが「TEXTBridge」は店においてないのです、数件回ってないのであきらめて、「読んdeココ!!」と「E Typest」のどちらかを買うことにしました。
両方共翻訳ソフトがバンドルされているのでちょうど良かったのです。
「読んdeココ」の方が安かったのと翻訳語彙数が多かったためこちらを購入。

さあ読むぞ。
ハートウェル編の「YEARS BEST SF3」というアンソロジーを買ってきて、掲載されている作品を見て。
迷わずビッスンの「AN OFFICE ROMANCE」にしました。

OCRソフトを使う。
実行してみるとスキャナーが動かない、古いPCとスキャナーだからなあ。
仕方ないのでスキャナーにバンドルされているソフトで画像を読み取りファイルに落とし、それを「読んdeココ」でファイルを読んで使うことにした。
最初BMP形式で保存したらOCRで文字を読み取った時に日本後で出力しおった、英文だと設定しているだろう(怒)。
画像をTIFF形式で保存するようにしたら、かなりましになった、日本語も出てこなくなったし。
しかし、そのTIFF形式でも誤読がけっこうあるのだ「つかえねえ」という言葉が頭をよぎった。
仕方ないので手作業で修正する。

「めんどくせえ」
「アルファベット52文字と数字ぐらい、きちんと判読しろ」



翻訳
やっと出来たテキストファイルを翻訳させてみる。
「The First time Ken678 saw Mary97 he was in Municipal Real Estate, queued for a pickup for Closings. She stood two spaces in front of him: blue skirt, orange tie, slightly convex white blouse, like every Other female icon.」
「はじめてKen678は、地方自治体であるので彼がインであったMary97を見ました Closingsのためのピックアップに列を作った不動産。彼女は彼の前で2つのスペースを我慢しました:青色のスカート、オレンジ色の綱、すべての他の雌のアイコンのようなわずかな凸面白ブラウス。」


ふむふむ、.....最初から意味不明だよ、。

6ページばかり作業を進める、見開き2ページを読むのに45分程度かかる、このペースだと、あと5時間ぐらいかかるぞ、早くもげんなりし始めている、OCRソフトがもうちょっと使えたら大分楽なんだが。
選んだ短編自体が難物らしいと気づきはじめる、マイクロソフト オフィスと「OFFICE ROMANCE」をかけたトリッキーな作品らしいことまではわかった。
編者作品紹介で「あなたにわかりますか」とか書いているようだが、判るかそんなもの。
ブラウザとかフォルダとかイースターエッグとかコンピュータ用語が出てくるのだが、これがどんなストーリーだかさっぱり意味不明だ?。
最後は上書きとか消去とか文字が出てくるので、彼女を失って終わったらしい。
結局どんなSFなのか判らないままで終わってしまった。
つ疲れたー。
翻訳者の有りがたさを実感しましたよ。

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