2004年9月の読書感想


書名 虹のつばさ
著者 赤城毅
出版 講談社(2003/06/06)
分野 小説

表紙絵で購入決定、赤色の水上機が描かれている。
題名といい『紅の豚』を狙っているのはみえみえです。
内容もバルト海の小島にある架空のメーアシャウム王国を舞台にした。
軽快な冒険活劇です。
巻末の参考文献の山に驚く、凄いや、
読んだことないか読めない本がどっさり(独逸語なんて読めんもんねオレ)。
その割に空戦シーンにリアリティ無し。
(あくまで小説としてのリアリティね、自分も本当の空戦は知らんし)。
とか悪口書いてみるが、『紅の豚』みたいな小説が読みたい方は読んでみると良いと思う。

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書名 火星地球化計画
著者 竹内薫
出版 実業之日本社(2004/07/)
分野 ノンフィクション

文字が大きいので1ページ当たりの文字数は『レッドマーズ』の2/3ぐらいかな?。
そうすると概算で『レッドマーズ』『グリーンマーズ』の1/8ぐらいの分量でしかないし。
火星のテラフォーミングを扱っているのは1/4程度なので、1/32の労力で読めてしまうのだ。
とても時間対効果が良いです。
楽でよかった、よかった。
火星探査史や火星探査テクノロジーについても掲載されています。

+1


書名 文学刑事サーズディ・ネクスト
著者 
出版 ソニー・マガジンズ(2003/10/)
分野 SF

SFマガジンに同じようなネタの小説が載っていたのを思いだした。
両方とも小説の中に入ることが出来るのがセールスポイントなのだ。
”サースディ”の方は元ネタを知らないし、SFM掲載の方は架空の小説だから。
小説の中の登場人物と接触できることは双方共、さほど面白いとは思わなかったのですが。
しかし、”サースディ”の方の感想に移ると。
今自分が住んでいる世界との微妙な違いが読者に提示されてゆくことによって分かってくる
世界の姿の様子が大変面白かった。
続刊も一冊翻訳されているので早速買ってきて読みたいものだが。
文庫落ちされたら損だからいやだなあ。

+1.5


書名 日本アパッチ族
著者 小松左京
出版 角川文庫(1971/09/25)
分野 SF

日本アパッチ族とは鉄を喰う種族、彼らが何故鉄を喰うのか?
読むまで謎だったのだが、読んでも結局わからなかった。
だって、いともあっさりと普通の食餌をとっていた人間が鉄を齧るんだもんな。
  <気にするなってことか。

舞台は敗戦後の荒廃した日本だから、沈鬱な雰囲気につつまれている。
だから、読み始めはちょっと馴染みにくく感じるが。

勢いがあるので、面白い。

+0.5


書名 世界の駄っ作機 2
著者 岡部ださく
出版 大日本絵画(2000/09/)
分野 軍事

色々な失敗作を面白おかしく紹介しています。
駄作機だけに名前ぐらいは聞いたことはあっても、それがどんな飛行機だったかは
知らない機体ばかりで面白かった。


書名 歌うダイアモンド
原題 The Singing Diamonds and other Stories(1965)
著者 ヘレン・マクロイ
出版 晶文社(2003/01/30)
分野 ミステリ

『このSFが読みたい』で紹介されていたので読んでみた。」
SFも4編混じっている。
SFではないが「東洋趣味」はその”中国”な雰囲気がとてもよかった。
「風のない場所」は人類の滅亡をとても美しく描いている。
しかし、核戦争による終末をこんなに綺麗に描かれるのには、ちょっといやだな。
という気がしないでもない。
的外れな感想だなと思うが。

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書名 日がわり一話
著者 眉村卓
出版 出版芸術社(1998/05/20)
分野 ショートショート

病気の家族に読んでもらうために毎日ショートショートを書き続けているそうで。
よくアイデアが尽きることがないものと感心してしまう。



書名 ドイツ戦車軍団
原題 PANZER BATTLES(1980) 著者 フォン・メレンティン
出版 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ(1987/02/10)
分野 軍事

上巻がアフリカ戦線、下巻がロシア戦線での著者の経験に基づく、戦記です。
以前読んだ時は感じなかったのだが、ちょっと地図が少ないなと思う。
ロシアやアフリカの地名を見てそれがどこにあるか容易に判る読者ばかりではないだろう。
でも、これほど面白く読めるドイツ装甲部隊についての戦記は他には余りないと思う。


書名 朝鮮戦争空戦記
原題 the Naval Air War in Korea() 著者 R・P・ハリオン
出版 朝日ソノラマ新戦史シリーズ(1990/10/10)
分野 軍事

朝鮮戦争における、米海軍機の活動について書かれた本です。
F4Uは対地攻撃に大活躍したが、生還率はジェット機の方が高かったそうです。
最も空軍のジェット戦闘機は後続距離の関係などもあって50キロ爆弾2発を搭載して
対地支援にやってきたはいいものの、そこら辺に捨てて帰れと言われたこともあったそうで。

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