2010年6月2日撮影、
今年は3月28日にツバメが飛来しました。近所を飛び交って自分の巣を物色している様子であった。4月15日頃に自分の巣を定めた。夜は巣で寝泊まりしていたが、5月10日に卵の殻が下に落ちていたので、孵化したようだ。毎日子育てに励んで、6月3日に全てのツバメが巣立ちました。


今年の2回目の産卵は別の古巣を使って行い6月25日孵化約3週間子育後、4羽の雛が7月17日に巣立ちしました。




我が家では毎年ツバメが軒先で子育てしています。記憶しているだけでも、もう60数年になります。昨年巣立したツバメが戻ってきます。
子供の頃に、頭部に白い毛が生えたツバメが生まれたことがあります。そのツバメが翌年にやってきました。また足環を付けてみました。そのツバメも我が家を覚えていました。

昭和30年頃まではこの地方は牛を使って田を起し1ヶ月近くかけて田植えの準備をしていた。
それに合わせてツバメも田からわらと土を合わせてくわえてきて半月近くかけて作っていた。当時は6月中旬頃田植えでした。近年田植えの準備も機械作業で一週間もかからずに終わるようになり、ツバメの巣つくりの環境も変わってきました。
昔このような記憶があります。産卵に合わせていつものように巣つくりしていたのであるが、6月の梅雨のこと連日の雨で巣の乾きが悪くその重みで巣が根元から落下を繰り返しその様子を見かねた父が巣を拾い板に乗せ固定したことを思い出します。当時は巣は毎年掃除で取り外していましたが毎年新しい巣を作り、産卵、子育てを繰り返しきました。

20年程前より巣を壊さずにそのまま放置しています。ツバメも数年は隣に新しい巣を作っていましたが、現在では巣を作らずに昔の巣で子育てをするようになってきました。
もう巣を作れないツバメもできるかも?

遠い旅から今年は3月23日に
戻ってきました。
この巣に決めようか相談しているようです。
どやら新居が決まったようで巣篭もりにはいりました
交代で抱卵中
卵を抱くツバメの交代するところ
抱卵してからもう二週間近くのなりだいぶ疲れたようだ
二週間程経った日の朝、巣の下に殻が落ちていました。一日の遅れもなくすべての雛が元気な顔を巣からのぞかせています。
今年は六羽の雛が生まれたようです。

かわいい我が子を見てしみじみ
満足そうです。
今年は初めて巣の近くにカメラを設置して
パソコンでの遠隔操作で
キャッチした写真です
雛は黄色いくちばしで親に餌を
ねだっています
産毛もだんだんと黒くなってツバメの雛らしくなってきました
巣立ちして間もないころの様子
時々親から餌をもらっています
電線にとまって休憩中


6羽の雛も無事に育って、巣立ちの日には親戚縁者なのか、巣立ちを応援するかのように、一同に飛び交います
巣立ちしてからは夜3晩くらい巣に戻りますがそれからは巣に帰りません。巣の近くを昼間さかんに飛翔します。
旅立ちの朝も親子縁者が集まりさえずりの合唱が始まります、翌日は1羽の姿も見られなくなります。
来年も戻って来るお別れの挨拶だったのでしょうか。