第2回  接ぎ木(つぎき)
 播種後約一週間でこのように成長します。1つのポットに二本【左が穂木(ほぎ)、右が台木(だいき)】のメロンが見えますね。この二本のメロンを一本にするのが接ぎ木(つぎき)という作業です。いろんな作物に利用されている技術で、メロンの場合には、『呼びつぎ』あるいは『寄せつぎ』と呼ばれる方法で行います。
 穂木はおいしいが病害に弱い、それに対して台木は病害には強いが品質が良くないという性質をもっているメロンです。この2つの良い性質だけを取って1つにするのが接ぎ木です。
 いよいよ“ブラックジャック”の登場です。



カミソリで台木の半分を切り取ります。
 



続いて穂木の半分も切り取ります。そして両方のえぐられた部分をピッタリと合わせてクリップではさみ込みます。直径2〜3ミリの細くて柔らかい軸を半分ずつそぎ取って、なおかつピッタリと合わせなくてはいけません。一回で決めないと組織がグチャグチャになって手術は失敗なので、とても神経を使います。
 


クリップの下に二本の軸が出ていますよね。左側が穂木で右側が台木です。
 一週間後に左側の軸は切り取ってしまいます。これによって、クリップより下つまり根の部分が台木で、上は穂木というように二本のメロンが一本に合体するわけです。下の写真です。
 

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