バギー用テールランプ
バギー用テールランプ
我が家では近場への足代わりという存在のバギー。
ちゃんと保安部品が付いていて、ナンバーも取得済み。ちなみに「ミニカー」というマイナーな区分。
税金や保険は原付と同じですが、道交上は自動車と一緒というとても変わった乗り物です。
パワートレインは50ccのカブ系エンジンとクラッチ付前進3速+バックギア。
一見遅そうに感じますが、よく回るエンジンのおかげで60km/h走行も楽々こなせます。
特に最近アタリが付いて来たのか、吹け上がりが良くなってすこぶる快調です(^o^)丿
ただ、中国製とあって品質が極端に悪い!
最初からキャブの中にゴム片が入ってたり、ブレーキローターが変形していたり(汗)
でも構造自体は比較的単純というコトもあって、修理とか改造は簡単にできるので、
遊び道具としてはうってつけ!4輪版モンキーのような手軽さです。
そこでお手軽カスタムの第一弾として、テールランプをLED化してみました。
実は電装系も貧弱で、セルを回す度にバッテリー上がり寸前という状況。
その一因として、ブレーキを掛けた状態じゃないとセルが回らないという安全設計(?)があり、
そのストップランプが食う電流が大きいってのがあるので、抜本的な解決策としてLED化に辿りついた訳です。
テールランプ自体はダブル球なので、配線は簡単なのですが、問題はLEDの数。
ネット上で自作テールランプについて色々調べてみたところ、バイク用だと30個以上使っている人が多いよう。
でも財布の中が非常事態宣言だったもんで、あんまりお金を掛けたくないから個数はなるべく減らしたい・・・。
そこで、今回選んだのがOSHR5161PというLED。秋月電子にて10個200円也。
驚くのはそのスペック。75mAでなんと18cd、60°という性能!ハイパワーという謳い文句に釣られました(^_^;)
ただ、ここで問題となるのが電流の管理。LEDというのは電球と違って、電流の管理が必要になります。
そこで、最大でも75mA以下になるように計算した結果、以下のようになりました。
抵抗の電力が半分を超えとるのがちょっと気になりますが、供給電圧を高めに見積もってあるから実際は大丈夫のはず。
計算結果がまとまったところで、早速秋月に注文!部品代全部で1500円。でも送料&手数料が800円ってのが痛い(泣)
徹夜で考え抜いた配線図を睨みつつ、届いた部品を組み上げていきます。ちなみに右側のLEDはナンバー灯。
出来上がりはこんな感じ。一応抵抗の位置を揃えてあります。
裏。我ながらよくやった!!!
2009/4/21 点灯写真を撮りました
まずはストップ+テールランプ。晴天の昼間に撮りましたが、しっかりと視認できます。
もっとLEDの数を減らしてもよかったかな!?というぐらいです・・・。
マクロで撮影。LEDの存在がくっきりと分かりますが、実際は中に挟みこんであるポリプロピレンのシートで
乱反射するのでケーシング全体が光っています。
テールのみ点灯。ストップ点灯時と大差ないように見えますが、実際はもっと暗く見えます。
ナンバー灯は白色LED2つだけですが、定格ギリギリで駆動しているので十分な明るさがあります。
このテールが完成してから200km以上走ってきましたが、現時点では不具合は発生していません。
特にテールランプの回路は、コストダウンのために設計をシビアにしたので心配でしたが、
常時点灯で延々と走り続けても大丈夫でした。
今回の工作でLEDの特徴がわかったので、次回はLEDウインカーを作ろうと思います。
実は最近玉切れを起こしてウインカーが使えないという状況なので、安全のためにも早めに取り掛かるとします(^_^;)
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